ラブジョイ彗星
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WideBino28は口径40mm2.3倍のガリレオ式双眼鏡というかオペラグラス。星見の人たちには裸眼ドーピングのスペースグラスとしてそれなりに有名。実際に使ってみると裸眼ドーピングの看板に偽りなし。肉眼で見える星の少ない都会の夜空でもよく見える。空の暗い場所で使うのが楽しみ。
視野が狭いというガリレオ式の欠点を対物2群2枚、接眼1群2枚というガリレオ式としては贅沢な光学設計で克服し28°という広い視野を得ている。元々はロシア製でバレエ鑑賞や観劇のためのものなのだが、低倍率で明るく広視野であるという特徴が星見に適していることを旧共産圏の光学機器を扱う日本の商社が気付いて輸入。日本ではそれなりに人気を博すも本国ロシアではオペラグラスとしては高い価格のためかセールスに失敗し敢えなく製造中止。しかし、まだ需要はあると判断したその商社が、レンズコーティングやケース等に改良を加えた上で今は中国で生産させている。
で、先日、午前4時に目が覚め、ふとした思いつきでベランダに出てWideBino28でさそり座の周辺を眺めていたら人工衛星が視野をよぎった。今見えたのは何だろうとネットで検索してみると、肉眼で見える人工衛星の情報を調べることができる「人工衛星観測ナビゲーター」というサイトがあった。そこにデータを入力すると先程見えたのはH-IIロケットで1997年に打ち上げられた熱帯降雨観測衛星だということがわかった。全く便利な世の中になったものだ。
そのサイトで検索すると本日4/8、18:55〜19:03に国際宇宙ステーションが-1.7等級で見えるというので18:30頃からスタンバイ。国際宇宙ステーションは時間通りに南東の方角から音もなく現れてシリウスをかすめて昇り北東へ去って行った。
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Toyo field 45A / Nikkor SW 75mm f4.5S / ILFORD HP5Plus / 川崎市生田緑地
一昨日、川崎に帰着。早速、計画停電と余震の洗礼。
水道水での放射性ヨウ素検出のニュースのせいで近所のスーパーではペットボトルの水が売り切れ。ちゃんとした知識と論理的な思考力があれば、錯綜する情報に惑わされて意味もなく右往左往することもない。数学や理科を勉強することの意義を再認識。そもそも論理的思考に従えば、廃棄物の最終的な処理コストが算出できないような発電方法を安価だとかクリーンだとか喧伝するのは間違っている。このことはどんな発電方法にも当てはまる。しかし、起こってしまったことは仕方ない。今後は起こってしまったこと・これから起こることを論理的・科学的に処理していくのが重要。そして、これを機に社会全体でエネルギーについて科学的に再考し、冷静に議論していく必要があると思う。
ミネラルウォーターは売り切れでも、有難いことにジンを割るソーダ水は売り切れていなかった。僕の場合は今の調子だと水道水を飲み続けることよりもアルコール摂取を続けることの方がリスクが大きいかもしれない。
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羽田から北九州空港に向かう途中、山口県防府市上空で明暗境界線に追いつかれ、抜かれた。空の月が急に明るさを増した。本当は、月の明るさは変わらず、空の明るさが落ちたということなのだが。
「明暗境界線とは惑星において、光の当たっている昼の側と暗い夜の側の間にある線のことである。太陽からの接線との交点の軌跡として定義される」 Wikipediaより。
明暗境界線の東から西への移動速度をざっと計算してみる。
地球を完全な球体だと考えると山口県周辺での緯度34度における円周は
2π×(地球の半径 6378150 m)×cos(34/180×π)=33,223,762 m
24時間で1周回るので
33,224 km/24 h = 1384 km/h = 384.5 m/s
ちなみに地表面、気温30℃での音速は約350 m/s
つまり、地面に立っているだけで、音速を超える速度で西から東へ移動していることになる。
スターフライヤーが運行しているA320の巡航速度はマッハ0.82
これは高度6,500 m付近だと約850 km/h = 240 m/s
羽田から北九州への飛行中に1秒間に150 m程の速度で明暗境界線に追いかけられ、抜かれるということになる。
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