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2011.10.04

Leica M9-P / DR Summicron f2/50mm

P1010595s
Panasonic DMC-L1/D Summilux 25mm f1.4

M9-Pの使用説明書には使用できないレンズとしてSummicron f2/50mm NFが挙がっている。NFはNear Fieldの略で、DR (Dual Range) Summicronと呼ばれることも多い。このレンズは、近接撮影が苦手というレンジファインダーカメラが本質的に持つ弱点をいかにも50年代のLeitz社らしく機械的に解決したもの。レンズの距離情報をカメラに伝達する機構が通常のMマウントレンズと異なっており、それがカメラ内部に干渉して好ましからざる事態を招く可能性があること、そして、近接時の視野補正のためのアタッチメント、いわゆる「眼鏡」を安定させるためのストッパーがM3よりも若干高さを増した軍艦部に当たってきちんと装着できないことからLeica社では使用不可としているようだ。実の所、この眼鏡のストッパー問題はM8やM9などのデジタルMライカに限らず、M3よりも軍艦部が高いM5やM6 TTL, M7でも同様に発生している。ところが、このDR Summicronは数あるMマウントレンズの中でも銘レンズとして知られており、使えないのは惜しいと思い、Leica社の親切な忠告にもかかわらず実際に装着する輩が現れるのは火を見るより明らか。

で、実際はどうなのってことなのだが、眼鏡のストッパーはネジ止めしてあるだけなので外してしまえば問題ない。とは言え、健全な眼鏡を自ら手に掛けるのは忍びないので、僕自身はM5でDR Summicronを使うために、どこかの誰かがストッパーを外した眼鏡を以前入手していた。M9へのレンズ装着および距離計連動は近接時、つまり眼鏡を装着した状態での0.9〜0.48mの間は距離計連動も問題ない。問題が発生するのは、眼鏡を外して遠くへフォーカスを合わせようとしたとき。3m付近でそれ以上フォーカスリングが回らなくなる。この先を無理にやるとレンズだけでなくカメラ本体にも好ましからざる事態を招くということになる。

L1000021s
Leica M9-P / DR Summicron 50mm f2.0
御先祖様(M3/Summicron 35mm f2.0眼鏡付)とご対面。48cmまでとはいえ、寄れるのはありがたい。

※このブログの記事はあなたのM8やM9などのデジタルMライカにDRズミクロンの装着を勧めるものではありません。ライカ社はDR (NF) ズミクロンのデジタルMライカでの使用を不可としています。お試しになる場合は、あくまで御自分の判断と責任でお願いします。

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