« パワースポット 椎取神社@三宅島 その2 | トップページ | 椎取神社の森・三宅島 »

2011.04.29

三宅島 サタドー岬 地名考

R0014279s

三宅島の東側の灯台のある岬。サタドーという地名が印象的で、案内板にはヒンディー語で地獄という意味だと書かれている。岬の上からの眺めは確かに地獄を思わせる壮絶な風景だった。しかし、ヒンディー語に堪能な人にそんな言葉はないと言われたというガイドさんの話にずっこけた。そこで少し調べてみた。

ヒンディー語とは兄弟関係にあるウルドゥー語(パキスタンの国語でヒンディー語にイスラム教関係の語彙を加えたもの)にsatadoという言葉があり、「7日間連続で行うイスラム教の戒律に関する儀式」という意味だそうだ。この意味はかなり微妙。

R0014274s

ところで、「さた」という地名を聞けば、九州に住んだことのある人なら、九州最南端の佐多岬、四国最西端の佐田(さだ)岬あたりをすぐに思いつくだろう。今回、調べていてわかったのだが、四国最南端として知られている足摺岬も元々は「さだ」岬だったのが、「蹉跎(つまずくこと)」岬の漢字をあてた後、意味繋がりで「足摺」岬になったとされている。いずれも黒潮の流れに沿った場所にある。

そして、上記の「さた」または「さだ」の地名の意味には3つの説、1)「さ」=狭い、「た」=場所、つまり「狭い場所」という意味、2)「さだ」は「さるた(猿田)」と同源で「先に出る、突出する」という意味、3)アイヌ語で「頭を突き出す」という意味、があった。2と3は結局は同じことを言っているのかもしれない。

「ドー」から連想するのは「動」「堂」「同」「道」あたりだろうか。「道」としてサタドー岬の由来を考えると、幅の狭い場所、または、突き出た場所を通る道というところが妥当ではないかと思う。

または、「さた」は「沙汰(便り、知らせ)」なので「サタドー」は案外「沙汰道」で、連絡が来る道くらいの意味なのかもしれない。

動画は音が出ます

Ricoh GR digital II(動画も)

|

« パワースポット 椎取神社@三宅島 その2 | トップページ | 椎取神社の森・三宅島 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

津村様、貴重な情報ありがとうございます。
僕の推測が当たっていたようですね。

でも、盛り上げるためとはいえ、でっち上げを公式の案内板に書いては、観光客の皆さんが信じちゃうからダメですよね。

投稿: 伊勢板 | 2012.10.01 19:29

古地図やその他の情報によると、サタドーの本当の意味は「さたど(沙汰土?)」と思われます。通信手段がなかった時代にはノロシで連絡を取り合いました。「さたど」も島伝いでくる船を見張りってノロシをあげていたということです。古地図にもそれが描かれています。サタドー=地獄=ヒンズー語云々は当時の役場の職員が観光を盛り上げたために造ったものです。地獄の沙汰も・・・ 地獄・サタドー・
外国語ということでヒンズー語にしよう。作った本人から直接聞きました。ちなみにもう一つの「ナダドー」は「なだど」なだらかな(平坦な)土地ということです。

投稿: 津村一 | 2012.10.01 18:52

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15724/51523833

この記事へのトラックバック一覧です: 三宅島 サタドー岬 地名考:

« パワースポット 椎取神社@三宅島 その2 | トップページ | 椎取神社の森・三宅島 »