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2010.12.10

Sekonic View Spot Meter L-438

P1010389s

全自動デジカメ全盛の今、写真趣味の人でも単体露出計を使っているのは絶滅危惧種並の少数派だろう。僕はその絶滅危惧種の一人で、既に買ったり貰ったりでいくつか露出計を持っているのだけど、それに加えて、最近セコニック ビュースポットメーターL-438を入手した。メーカーのサイトによれば1988年に生産終了ということなので、少なくとも22年前のものになる。大きさと形は1970年代に流行った典型的な110カメラと同じだが、重さには、金属外装と後述のリニアモーターのお陰で心地よいズッシリ感がある。小型軽量ではない。使うときの構え方も110カメラと同じで、横に持ってファインダーを覗きながらシャッターボタンを押すように測光ボタンを押すスタイル。

測光範囲は3、4、6、10°の切り替え式。測光ボタンを押すと当時最先端技術のリニアモーターを使って、スルスルとスムースにスケールが動き、ファインダー内にLV値、本体外側にEV値、そしてシャッター速度と絞り値の組合せの一覧が示される。今なら表示に液晶が使われるのだろうが、L-438のアナログスケールは液晶表示よりもはるかに見やすい。アナログ式露出計では細い指針に合わせて手動でスケールを回転させるものが多いが、L-438ではリニアモーターによってスケールを動かしている。この測光ボタンを押したときのスケールの動きの気持ちよさがマニア心をくすぐり、手に取ると思わずあちこちを測定してしまうのだ。

スポットメーターといえば、その昔のペンタックスやミノルタ製が有名で、中古でも、というかとっくに製造中止なんで中古しかないのだが、結構高いし、大きく重い。それに対して、L-438は情報も少なく、ネットオークションでの値段もそこそこ。要するに人気のない機種なのだが、スポットメータの中ではコンパクトだし、リニアモーターによるスケール表示には、露出計のないカメラを敢えて使うような人をくすぐる快感がある。もっと語られていい機種だと思う。

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