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2005.07.23

たかが電卓、されどRPN

P1090889s

数式の表記法にRPN (Reverse Polish Notation、逆ポーランド記法)というのがある。Hewlett-Packard (HP) の電卓は伝統的にこのRPNを採用してきた。通常の電卓が「1+2=」と入力するのに対してRPNでは「1 enter 2 +」と入力する。詳しい説明は省くが、複雑な式でも括弧なしに入力できるという利点がある。
例えば (((1+(2+3)x4)÷5)+6) x 7 の値を求めるのに
1 enter 2 enter 3 + 4 x + 5 ÷ 6 + 7 x と入力することで答を得る。
この入力法に慣れてしまうと、普通の電卓は間怠くて使えない。

先日、Walmartでカメラ用のリチウム電池を探していたとき、ふとHPの関数電卓HP-33sを見てしまい、一昨年まだ日本にいたときに48Gが欲しかったことを思い出した。こうなるともうダメで結局ネットオークションで後継機種49G+の新品を入手してしまった。これが写真右。
写真左は1980年代のHP-41CX。20年ぶりにイギリスの倉庫から出てきたデッドストック新品を数年前に入手。発売当時は、この電卓、確か10万円以上の値札が付いており、とても手が出なかった。

もちろん性能的には新しい49+の方がいいのだけれど、キータッチやディスプレイの見易さでは41CXの方に軍配が上がる。聞くところによると41CXのキートップの文字は表面に印刷してあるのでなく金太郎飴状態に文字色のプラスチックが貫通していて、過酷な使用で磨り減っても文字が消えないのだそうだ。まだ、電子機器がコストダウンという言葉を知らなかった頃の製品。 49G+を買っても、結局、職場では手に馴染んだ41CXをまだ使っている。

今や100円ショップで電卓が買える時代だというのに、電卓ごときに結構なお金を払うなんて、常識的な経済観念を持つ人には理解できないと思うけど、こういうところはやはり譲れない。たかが電卓、されどRPN。

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コメント

>DDさん
携帯電話のアプリケーションにもRPN電卓ってのは既にあるみたいです。
でも、普及はしないでしょう。たぶん。
論理と効率が至上命題であるはずのコンピューターの世界では論理的かつ効率的な方法は逆にメジャーにならないというジンクスがこれにも当てはまるのかも。

投稿: Iseita | 2005.07.25 00:04

電卓のスピード感ってF1ドライバーにも似て・・・
カルキュレーターといえば・・・最近携帯の電卓機能もアップ。計算結果をレート換算をyenからNZドルへ、NZドルからyenへ自動変換してくれる機能は使えました。でも、一向に購買力は落ちませんでした・・・・・反省。

携帯の電卓機能ももっとアップの可能性ってコト?

投稿: DD | 2005.07.24 03:57

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